【散文気分】 - 2013/2/1 Fri -



こんにちは。
久々に興味深い夢を朝方に見たのですが、残念ながら短く終了して目覚めてしまいました。 大変に惜しいことを しました。 昨夜は あとがきで 「御機嫌よう」 は旅先で使う… などとお話しておりました影響であったのかも しれません。

そんな夢の舞台は どこか旅先の山郷のようでした。 明るい西日が印象的な光景でありました。  野山や川や田んぼなどを散策しているうちに一軒の大きな農家宅の敷地内に、いつの間にか入り込んでいた ようなのです。 すると庭先に見事な石組みが現れました。 あたかも城壁の石垣の一部分であるかのような、その 続きを今は無い上の方までたどっていったら、きっと天守閣が存在していたのだろう… などと、想像をかき立て られる立派な石組みなのでした。 それらは農家宅の門に相当する辺りの片側カド部分に配置してあったのです。  敷地内と外界を隔てる塀や生垣などはありませんでしたから、その石組みだけが異様に目立っておりました。

それに 気付いて携帯カメラで撮影しようとしていたら、家人が庭先を通りかかったので挨拶して、そして撮影したい 旨を申し出てから承諾を得ておりました。 近寄って石垣を見てみると古く荒削りでありながらも見事な組み上げ 方が施されておりました。 そんな風に夢中になって撮影したり観察したりしていると、そのお宅のお父さんが 円い盆に載せたお茶とお漬物を持ってきて、少し縁側で休んでいきなさいと勧めてくださいました。 ので、 遠慮無くお邪魔して茶飲み話となったワケなのです。

さっそく門の片一方側に組んである石垣のことを訊ねて みました。 やはり古城の内堀に組まれていたものだったのだそうでして、古い記録では確かに天守閣も存在 していたようなのです。 しかしそんな城址に近代まで天守閣はおろか城壁なども復元や発掘調査されることも なく、縁あって今はその名残りの石組みが僅かにこのお宅へ移設されてきたのだそうです。 高々10数個の巨石 とはいえ、その作業たるや想像するに大変な重労働であったことがうかがい知れました。 しかしコチラの次男坊 が家業を兄に任せて造園業を営む旧家へと弟子入りしており、そのような境遇から石を運搬して組みなおすこと が出来たのだそうです。 しかし見事な復元振りでしたからそう伝えると、ちょっとした息子自慢などを聞かされる こととなりました。

そんな風に話していると外から白い軽トラックがやって来て、運転してきた方がお父さんに 何事かを伝えておりました。 なんだか緊迫しているのが判りました。 どうやら村の中で暴れ馬だか暴れ牛が 出たようなのです。 知らせに来た人を先に出発させながらもお父さんは、あとは適当に休んで そのまま好きな時に 帰ってくれて構わない旨を私に伝えながら、何か準備を始めておりました。 いつの間にか ほっかむりをしたお母さんが白い軽ワゴン車を 縁側の前まで乗り付けてきて、お父さんを呼びました。 納屋の中から何かの道具など、ひと通り用意してあった 物をさっさと詰め込んで、そして運転をお父さんに代わって二人で出掛けてゆきました。 当然ながら家は開けっ放し の状態でした。

そんな光景を見送ってから縁側に座り直し、きゅうすの中に残っていたお茶を注いで一人で 飲みながら考えておりました。 今夜の宿はまだ決めておりませんでしたから、このまま夕方まで生業的な作業を 手伝ったりして日暮れも間近になれば、きっと宿泊先の話題にでもなったことでしょう。 それよりも先に夕食の勧めなども 頂戴できたのかもしれません。 そのような感じで納屋にでも泊めて貰えたら面白い夜となったのだろうなぁ。  お父さんはいけるクチなのだろうか。 ちょっと車を借りて近くの酒屋さんまで差し入れのお酒を選びに行って… などと、独り縁側で勝手な妄想を延々とし続けておりました。 夕暮れまでにはまだもう少し時間がありました。









「 いい旅 夢気分 」 どころか 夢そのものでしたが、なかなかいい旅のようでした。
もう少し続いて欲しかった… と、思えるあたりで切り上げるのが旅のコツなのだと、そう頭の中で考えていても やはり後ろ髪が引かれますわぃ。 そして、「そろそろ切ったらどうか?」 などと勧められるのでしょうか。





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