【散文気分】 - 2013/1/1 Tue 2 -



穏やかな陽気の元日でありました。
午前中に引き続いて夕方近くにもフラフラと出歩いておりましたが、やはり日が傾きだすと急に冷えてきます。  出掛けに豚挽き肉を解凍するべく冷凍庫から取り出しながら、夕食メニューを親父さまに相談していたのです が、なんとなくハンバーグに方針決定しました。 帰宅後にちょいと献立レシピサイトを覗いて参考にして、 ひと手間加えてゴボウをささがいて下茹でした物を一緒に練り込んでみました。 美味いけれど、極々たまに しか作らないのだから普通なのにすれば良かったなと思い直しました。 しかし中途半端に余っていたゴボウを 使い切る課題もこなしたかったのです。

冷蔵庫にまだ小さいのが二つ残っています。 恐らく お弁当のおかずには最適なのです。 そうココに書いて いて、明日はお弁当持参で出掛けてみようかなどと思いつきました。 しかし私は雨男なのですから、にわかに 晴天の予報が心配になってきてしまいます。 なので明日の朝の気分に委ねてしまおうと、またもや思い直す こととなりました。








昨年9月の初めにも紹介したことのある場所です。

私が山葵田跡と思い込んでいた古い棚田の近くです。 この時季でも水は枯れておりませんでした。 先日の まとまった雨の影響もあるのでしょうか。

中央を横切っているのは水道橋です。 右上カドの黒い影は私の手袋が写り込んでしまいました。

同じ位置から、来た道を振り返って見たところです。

森の際に沿って細い用水路が掘られており、それに添って未舗装の道が続いております。 用水路を流れる水は かなり少なめでありましたが、近くの川沿いや森の中などでは先日の雨の清水の箇所が多くみられました。

森の先端は竹林です。 それが続く向こう側には、以前に私が”お近づきになりたい”などと野心表明した 農家の邸宅があります。 竹林の持ち主でもあります。

先ほどの水道橋に少し近付きました。

手前のガードレール沿いの道路は、以前までは善行方面へ向かう主要道路であり、その狭い道幅の割りには 交通量もありました。 今では水道橋の向こう側に広い道路が使われております。

この後はその旧道と水道橋を過ぎて新道も渡ってから、取り残されたような場所へとフラフラ入り込みました。

入り込んだ直後です。 入り口に市教育委員会で設置した説明書きを見つけたのです。

やはり崖線の森の中を突っ切る古い小道です。 昔はここが善行を抜けて藤沢へ、または引地川沿いに海岸まで 続く道の分岐点であり、この辺の谷戸一帯を聖ヶ谷と呼んだのだそうです。

説明書きも撮影しておけば良かったなと後から思いましたが、なんとなく入り込んでしまってからそのディープ さに気付いたものでして、後の祭りでした。 夕暮れ間近なので引き返すよりも先に進みたい…

途中にお稲荷さんが現れました。
ピンボケなのですが、その影響なのか射し込んだ西日の浮き出し方が面白いなと感じました。

街灯がちゃんとあるとはいえ、見知らぬこの道をこの時間帯に通り抜ける気持ちになったのは、明るい西日が 射し込んでいたことも大いにありましょうか。

先に”通り抜ける”などと書いてしまいましたが、最初は適当なところで引き返すつもりでした。 この直後に 奥の方から30代後半くらいかと思われる散歩中の男女二人連れが現れたので、どこへ抜けられるのかを訪ねて おりました。

このあとは森の影に日も遮られて一気に薄暗くなりました。 撮影も無理というかする気になれませんでした。

やがて森の中へ続く石段が現れたので、自転車を横付けしてから登ってゆくと小さな墓地に出ました。 恐らくは 今朝方にお参りされたであろう生花が活けられておりました。

田んぼの脇道を走るあいだには、ただ眩しいだけであった西日が なんとも有り難く。

この後は珍しいというか、知らない野鳥の群れに出くわしました。 スズメより若干小さく、全体的に灰色で ノド元と頬の下辺りが明るい茶かオレンジ色、羽の先に濃い茶かエンジ色の斑点がありました。 自転車を押し ながらゆっくりと通りかかってもあまり遠くには逃げず、しばらくは追いかけっこのような形になりました。

古道の終盤はかなりの急登であり、最後は長い階段でありました。 しかし自転車を押すのに都合の良い小さな 側道があって大変に助かりました。

古道を登り詰めたところで先ほど渡ってきた新道に出ました。 そのまま新道を渡ってから、あとは高台からの 遠景を眺めつつ崖線上を戻ってゆきます。

この辺りから眺める夕暮れ時の富士山の印象は、普通に”真っ黒け”であるのかなと思います。

しかし大気の状態が良い時には、日の落ち切った直後から明るさの残るしばらくの間だけ、富士山表面の雪模様 が見えたりもします。 日が落ちる前はむしろ影が色濃くて真っ黒けです。

山中湖畔にある友人宅ペンションへ遊びに行く際にも、夕日を背負う富士山の表面に雪模様がはっきり見えたり すると、随分と近くまでやって来たのだなあと感じたものです。

その反対側である農地の後方、東の空です。

形のハッキリとしない薄い雲の層なのでしょうか、西日の残光を反射して薄ピンクか薄紫を発色しておりましたが、 なかなか”見たまま”の色には撮れませぬようで。












崖線・中の工程は短いながらも なかなかに面白い古道を見つけた思いなのです。
たまたま登り坂でしたので始まりから自転車を押して歩きましたが、少なくとも興味を持った地点では やはり 歩きなのだなと再認識しました。

しかし自転車を駆使するようになってから、さらに崖線沿い散歩の範囲も面白さも広がってきていることなども、 また確かな収穫なのであります。





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