どうぞ。(6.6MB)


【散文気分】 - 2012/11/28 Wed -



どうもお騒がせしております。
秋田への旅、この秋の部。 その5回目の画像であり、そして最終回です。

稲刈り本番当日は接近する台風の影響で、あいにくの雨が朝からパラついておりました。
作業者はみな各様に雨の支度で臨みましたが、比べてみるとそれぞれに違いがありました。 重装の者、軽装の者、 そして昔から変わらぬ、背丈も同じ、ほっかむりした傘の隙間から顔を覗き見るまで、誰が誰だかまるっきり 判らないおばちゃん達。

そんな風に作業を開始したら夢中になってしまいました。 実は稲刈り当日の写真は殆んど残せませんでした。  この日の最初の一枚は、一日の作業を、年中で最後の大仕事を無事終えて農道をゆっくりと歩き去ってゆく、 現地おじさんの後姿を追いかけた、そんな他愛もない一枚でした。







刈り取った稲を束ねてハサにかけ終わりました。

昨日用意したハサは若干足りませんでしたので、明朝に資材を運んできて継ぎ足すことにしました。

丹精込めたダリア畑の間を帰ってゆくのは冒頭に触れたおじさんです。 その実態はおじいちゃんです。

私はこの数日間、彼のやる様を見真似て作業しておりました。 そして作業に没頭していると、 いつの間にか背後に近寄ってきて、細かな要領などを指導してくれるのです。

女神の手による ”大厄災” を逃れ、
     夕まずめのデッキ上に くつろぐの図。

この画像は東京に戻ってすぐ、その他のトピックスのあとがきで いち早く採用しました。

その際に、この画像から醸される”謎”についても触れました。  そちらも合わせてどうぞ。

庭の池の中島で、これでも最も早い部類。

山中の紅葉は まだまだこれからといった風情でした。


さぁさぁ、今夜は台風が通過します。
先に車で発った東京組みは、ただいま〜♪と帰れば台風の直撃に出迎えられる計算であり、少々気の毒に思いました。

日曜日のこの日、夕方の飛行機が飛ばずに滞在を1日延ばしたご家族もいらっしゃいます。

夜行高速バスは運行しておりましたが、到着の遅れ見込みをアナウンスしておりました。

今宵は中秋の名月です。 いや残念。

徐々に風が強くなってきました…

明けて台風一過。 まだ少し雲は残りますが気持ちよく晴れ渡りました。

夜半には時折り雷を伴い激しい風雨が続きましたが、特に被害も無く、予定通り朝から残りの作業に入りました。

肌の露出に頓着なく、稲を抱えたりして作業を続けてしまうと、後から真っ赤に擦り傷だらけとなっていて驚かされます。

新たに持ち込んだ資材を使って若干足りなかったハサを増設し、残りの稲束をひっかけて、約30分ほどで完了しました。

それから、台風で足止めを食らい、月曜日の学校を休んだカエルの女神を見送りました。 ずっと本人は気にしておりました。  台風通過の自宅では妹さんが留守番していたのです。

山から清水が湧き出ている、森の出口辺りを散策しました。

豊富な白い砂がふかふかの堆積物の上を覆っているので、不用意に踏み入るとずぶずぶ沈みます。

山の砂は海岸線においても重要です。
健康な山を従えた地域では、海辺でビーチの保全などを手掛ける手間は要らないのです。

まぁダムがあると台無しなんすけども…

ススキの陰には細い水路があります。
上から流れてくる浮遊物を小魚の群れが盛んに漁っておりました。

何の心配も要らない水路です。 今度は子供用に小さな毛針でも持って来て、簡単な仕掛けを作って遊ばせよう かと思いつきました。





…あ、そうだ。
酔っ払われた方の夜間通行だけは、くれぐれもご注意ください。 (一昨年の実績)


コチラはまだ稲刈り前です。
台風で倒されることなく、依然として光り輝いております。

前回(4回目)に、やってはいけないことを二つあげました。 横着と無理ですね。 それに欲張りも足し込んで おいて下さい。

強風で倒される稲穂には、実が見事なまでに たわわであり、重たく垂れ下がっております。 それはある バランスが崩れた姿でもあるのですな。

肥え太らせればたくさん収穫できます。 しかし同時に大きなリスクも増えるわけです。

池端のデッキ上でとった昼食の後で、隣の集落から裏手方面へと散策に出向きました。

森のテラスの敷地内端っこから森の中へと踏み入り、小さな峡谷を越えます。

そこにはカワセミのなかまのアカショウビンが生息しているそうです。 現地の人達はキョロロと呼びます。  もちろん彼らの鳴き声に由来した呼び方です。

こんなに近くでもクマを意識する必要があり、二人組みで出掛けて来ました。

峡谷を越えてから登り、耕作地帯と神社の脇を通り抜けてから、山の奥へと続く林道を歩いてゆきました。

その途中で咲き始め間もない竜胆(リンドウ)を見つけました。

 ・林道竜胆 → 林道に生える竜胆。

 ・竜胆林道 → 竜胆の生える林道。

どうぞ好ましい方をお使い下さい。

上の方から歩いて来た人とすれ違いました。

長い柄の先にカマを着けた草刈り用の道具を肩に担いでおります。
やはりクマに出会ってしまった場合には武器となすのでしょうか。

この先を訊ねると、豚舎だと教えてくれました。

農業用の溜池に出ました。
ダムのように土を盛り上げた堤から下へは、細い水路が通されております。



…軽率な思い付きで言いますが、冬にはそり遊びのゲレンデとして使えるのかなと。
小さな子供向けには、もう少しお手軽な箇所だって、森のテラスの敷地にはあります。  そう、ここはオトナ向けのゲレンデなのです。  Go!

 → 軽快に滑走した最後は 木に激突。

 → ”そり”から豪快に放り出され、

 → トドメは頭上に雪が ドサッ!

カラダを張った笑いを取りに行きたい方には、絶好のポイントであると断言できましょう。



《ご注意》
雪上の流血劇は生々しさからドン引き対象となり得ます。  事前の入念なネタ合わせに留意しつつ臨みましょう。 (S1GP風紀委員会)

この画像で見るよりも実際の奥行きはかなり広いのです。

左手の山を越えた辺りがちょうど森のテラスだそうです。

ここまでで林道を引き返しました。

帰りには山栗や作業員さんから教えて貰ったミズの群生地を確認しながら戻りました。

戻るとちょうど番人の一人を乗せたオーナーの軽ワゴン車が出るところでした。 内陸線の最寄り駅に車は 乗り捨てて、列車で東京へ帰るのです。

そうして我々の外はみな去ってゆきました。
特につわものどもが居たようにも思いませんでしたが、とりあえず夢のあとですな。

それにつわものの皆さんは現地に根付いておられますから。

山の端に日が隠れるとすぐに気温が下がるのが判ります。 水を使うとなおさらです。



まだ早いので、このあとは車で出掛けました。
その時の写真をナゼ残さなかったのかは、もはや理由もワカリマセン。

阿仁前田では農具主体の鍛冶屋さんを覗いて、同行の写真家が包丁とクマ避けのベルを物色する間に、ひとり 阿仁川の河川敷をブラブラと歩き、2007年の大水害に思いを馳せておりました。

阿仁合付近の国道にあった、”異人館”なる看板に誘われて立ち寄ってみれば、月曜・休館なのでした。

そこには、当時の異人さん達を模した”蝋人形”などが陳列されている… といったイメージを、勝手に でっち上げておりましたが、単なる煉瓦造りの建造物なのでした。 昔日の東京タワーが影響したのだと想像します。

その敷地内の片隅には、近くの鉱山で採掘された鉱物などを運んでいた、古い軌道の車両と機関車が、レールと ともに放置されております。

その帰りには夕食用に精肉店で馬ホルモンを買い求め、さらに途中で産直物産館をひやかしてから、 銭湯へと立ち寄って汗を流しました。

番人小屋へ車を走らせる途中では、夕焼けを予感しました。

戻ってから小屋の中で帰りの支度を整えておりましたならば、「お〜い。 焼けた、焼けた」と、外から お呼びがかかり、出て行って見ればナルホド、こんがりと焼けてました。

そうして暗くなるまで見届けてから、小屋に戻って缶ビールをちびり始めつつ、買ってきた馬ホルモンの 仕上げに入りました。

洗い髪が芯まで冷えてました。

   


 

 



おとなしいので夕食の間は放置されてました。

そっと覗いてみたら口を「にっ!」ってして眠ったまま笑ってました。

そろそろ母屋へ移動して本気で眠ってもらいましょうか。

暦のうえでの満月は撮り逃しましたが、どうにか月齢上の満月の方は、このように辛うじて拝めました。

明日は朝8時、東京へ向けて出発です。

もっと居たかったなと、思える頃合に引き上げるのが、好ましい旅の塩梅だとも信じているのですが。    本当のところはワカリマセン。

たとえ逃げ帰るように終える旅にだって、月日の経過は容赦なく襲い掛かることなどを、 経験的に知っているから… なのかもしれません。

コレらは、厳しい季節にも訪れる用意のある、意思表明なのだと、受け取られて何ら差し支えはありません。







編集後記 ◆

途中で頓挫仕掛りましたが、おかげ様で何とか完成まで漕ぎ着けることが出来ました。
こうした編集作業の後でいつも思うのですが、なにか独特の疲労感が残ります。

想像するに、作業中は たましいがカラダを離れ、時間と空間を隔てて再び旅して帰って来た、その直後だから ではないかと、かように思うのですが、果たしていかがなものなのでしょう。



P.S. at 29.Nov.2012
注文と前後して、その受け取り前に秋田の現地から”おすそ分け”が送られて来ました。
大変に恐縮であります。

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Subject: お裾分けが届きました
  From: sanbunkibun@gmail.com
   To: info@atesaki2.or.jp, info@atesaki.com
  Date: 2012年11月27日 火曜日 午後7:48

散文気分です。 こんばんは。
つい今しがた、”お裾分け”なる お米が届きました。

ありがとうございます。
いつも戴いてばかりで恐縮です。

親父さまと二人してポカ〜ンと顔を見合わせては、びっくりしております。
はやる気持ちなどお構いなしに、ちょうど夕食のご飯が炊き上がりました。
よって お楽しみは明日へと持ち越されます。

お釜で炊いてみようかな・・・ といった野心が彷彿中なのでありますが、
漢字変換したら こともあろうに”訪仏中”となってしまいました。 よって、
これより成田からパリ・ドゴール空港へと向けて旅立たねばなりませぬ。
ああ、翼よ、 これが ”パリの日” だ。

・・・んと、
それって何月何日っすかぁ?  なんか美味いモンとか出回るんかな?
 ( ̄¬ ̄;)ジュル〜リ…

散文気分 拝

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  頂き物を賜りますのは やぶさかでありません。 これからもどうかお気になさらず、どしどしとお寄せ 戴ければと存じます。  ちなみに ”イキナリ着払い・代引き” の類も上等です。 

森のテラス敷地外に今年、新たに設けられた 広大な桂瀬地区の田んぼ。
その 稲作こよみ の中に、カメムシを懸念するくだりの記述があります。 先週電話した際に番人さんへそう訊ねると、虫食いに よる変色が少々見られるのだそうです。 なんだ。 がっかり。 なんってコトの無い、無農薬ならではの断り ですな。 ついつい ”カメムシ風味” のお米なんぞを想像してしまい、怖いもの見たさから発注し掛けておった モノでして。 ”虫によるものと思われる変色が少々” とすればいいのを、”カメムシが少々気になる…” と。  いやはや、ご本人の手書きメモならでわ。 手刈り米を食べ終わったら 次の機会に試してみましょう・・・





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