【散文気分】 - 2012/09/04 Tue -



自宅近所へと 平日の散歩に出向きました。
涼しくなってきたとはいえ まだ陽射しの強い午後2時です。 なので雨にも強い薄くてクシャクシャな帽子と、 もちろん水分補給も意識して まずはステンレス魔法瓶の水筒に氷を大量に投入し、続けて大吾郎と麦茶を 適せん注ぎ込みました。 これでもう大丈夫。 万全です。 携帯の充電だって とっくに済んでおります。

では、さっそくまいりましょう…







自宅から最も近い田園地帯です。

この辺から地形に合わせて細々と始まって、引地川沿いに広がってから しばらく続きます。

網が張ってあるところと無いところでは、よく見ると稲に何かしらの違いがありました。

なんちゃらセセリです。 渡りをする蝶です。

イネの葉っぱを選んで盛んに産卵してました。 もう少し雑草系のカタバミみたいなのを好むと 聞いた気がしていたものでして。

もっと接写でジャスピンに仕留めたかったのですが無理でした。 ホントの顔つきは なかなかの愛嬌モノ なのですよ。

網を張った下の稲穂はたわわに実り、そのこうべを垂れておりました。

食用なのか飼料用なのかを見た目で判別出来るほどには、ご当地事情に精通できておりません。

ひと口に食用と言っても白米で食すモノとそうではないモノもありましょう。

先ほどのイチモンジセセリ(かなぁ?)を追いかけていて、それを諦めたら 隣の草陰に”殿”が息を潜めて おられました。

なかなかに立派な殿でした。 機を待っているのか ジリジリと横へ にじってました。

でも決めたら即行かないと。

この直後にはシマヘビが畦をあたかも飛び越えるように、それは鮮やかな早さでスっ飛んで行きましたから。

ヘビって飛びますよね。

先ほどと少し離れた田んぼ。

隣接する林に添って小さな用水路がしばらく続きます。

底の泥をさらって畝が作られておりましたが、日に照らされて乾いた表土に貝殻が多数ありました。

カワニナよりも むしろ多いのがなんちゃらシジミです。

食べられそうな大きさの固体も結構ありました。

きっと泥臭いのだろうけど。

振り返って見た田んぼ。

左奥の林の切れ目から上に 昔(40年くらい前か?)は小さな棚田があったのだそうです。

子供の頃から”わさび田”の跡だと思い込んでおりましたが、本日それを改めることに成功しました。

やはり田んぼや畑や野山の方々にお話を伺うのが一番なのです。

山(林の奥)に分け入る小さな作業道があり、連夜の集中豪雨で荒れた箇所を整備していたおばちゃんに 少しだけお話を伺いました。

持参した水筒の中身が”麦茶割り”でなければ差し出したところなのですが、まだ作業中のようでしたし。  かろうじて自重しました。

張り出した森とカワニナの生息する用水路と田んぼ。 それらから当てずっぽうに、ホタルいますでしょ? などと切り出してみました。

少ないけれど極々狭い範囲に限って、
(小声で) 
居てはるそうです…

アレの難を逃れた場所が僅かに残っていて、今後もアレを抑えていけば また少しずつ増えてくるだろう とのことでした。

ここの稲はまた違っていて、まず背丈が高いのがすぐに判りました。

まさかとは思いますが、酒米の品種などを連想してしまいます。

小さな棚田だったと教えてもらった林の入り口辺りです。

子供の頃にはもっと広々として乾いた印象がありました。

水場がキチンと整備されていて現役で活用されていることがうかがい知れます。

田園地帯を離れて軽く山(丘陵)登りしました。

途中で葛の花が満開でした。

どうしたワケなのか ほとんどが大きな葉っぱの下に花を付けるので、うっかりしていると見過ごしてしまいます。

私も道路に張り出した部分の散った花びらで気付きました。

色合いは藤なんかよりも派手ですなぁ。

丘陵を登り切ったところから始まる農耕作地帯、その入り口の農道です。

裏手(画像右)の雑木林を越えるとさらに農地が広がってきます。 細く宅地も隣接しています。

先ほどまでの田園地帯は画像では左方向の森をずっと下っていったところです。

散歩道の進行方向で左手側には、まだまだしばらくは細々と畑が続きます。

画像の後方に見えるのが善行団地の端っこです。 広大です。 そして取り巻くように住宅地も広がります。

漆黒の後ろ羽に2つの白紋が目を惹く見事な大きさの なんちゃらアゲハを追って細い路地に入り込んでいました。

ここには他にも何匹(何頭?)かのアゲハが数種ほど飛び交っておりました。

どうやら この草花(蔓性?)はアゲハのお気に入りなのですな。 秋田の帰り道で激写したアゲハもこの 小さな花の蜜を好んでは盛んに吸い取っておりましたから。

説明に説明は無用ですね。

善行(地名)と私は同い年なのだと判明した、その記念撮影なのです。

せっかく登った丘陵地帯でしたが後は ゆっくりとゆるやかに下り続けて谷底へと着きます。

では再び登りましょう。

落胆している場合ではありません。 間髪入れずに急登を行きますと、やがてそこが善行駅 (小田急・江ノ島線)なのです。

撮影時に気付かなかった鳥が上空5羽ほど。
散弾銃で狙われなくて夜五山↓ねぇ。







コホン。
さすがに この誤変換には、タイプしてモニタに顔をもたげるや鼻が垂れました。   なので、
記念に このまんま放置しておきましょう。


山の”道しるべ”気取りかよ。 しかも戻りって、過ぎてんじゃんかよ。 街道沿いのホテル案内板かよ。  他にナイのかよ。 もういいよ。


鳥瞰図だったのかよ。 まだヤルのかよ。

  善行駅・上り新宿方面ホームの藤沢寄り。

急行の通過待ちした後の各停(相模大野行き)を連写してみました。

ここのトンネルは撮影ポイントとして有名か無名かまでは存じておりません。

ずっと直線の区間なのですが緩い起伏があるので、遠方から望遠レンズで狙うと面白い写真が撮影出来そうな 気もします。

撮影後は水筒と返却するDVDを持っては、アタフタと最後尾に乗り込みました。

  最寄り駅近くの川岸です。 DVDの返却後。

桜の幹に産卵中のアブラゼミ(♀)です。

何ヶ所かに渡って産み付けておりました。

ついつい欲が出て夕日の光をバックに真っ黒なシルエットで構図を作って狙い続けたのですが、何をどう 操作して撮り直しても全く焦点が合いません。

それでも15分くらいは粘って、その合い間に普通の露光で左の写真を撮りました。

もはや無防備な膝から下は蚊に刺されまくりで痒みを生じておりましたが、悔しいので絶対に掻くまいと 思いました。

そんな中を犬連れで散歩中のご婦人が話しかけて来られましたので、少々のボヤキの後で川沿いの風情について 少しお話しました。



欲しかった絵は前足のツメをシャープに捉えたモノだったのです。 が、 そんなモノはオマエにゃ やらん。    …ということなのでしょう。

日が落ちるのが だいぶ早くなってきました。

セミの地点から20数分で自宅なのですが、さらに遠回りしてみました。

もう目を凝らしても細かな対象物には注意が行き届きません。

そんな時は空を見上げれば まだまだ行けそうな思いがしましたし、この日は幸いにも夕立とは無縁なのでした。

帰宅して過ごすウチに月の出る(であろう)時間帯となってから激しい雨が降りました。

多分、これは想像なのですが、それは私の足跡やら様々な痕跡を消去するための所作ではないかと思われます。

要するに次への準備なのです。











ほんの些細な散歩のつもりなのでした。
そして運良くどこか心地の良いところへ出たら ゆっくりと座って、ほいで野外飲みするといった魂胆なども ありました。 が。 意外にも濃い自然やら現役である農耕作の前に、ついつい足を先へと進めざるを得 なかった… と言うのが正直な感想なのです。

子供の頃に受けたままの漠然とした印象で、今の”目線”で現在を見ずに来ておったことに気付かされた、 そのような平日散歩となりました。 のべ4時間もの間、アテも無くただフラフラしてきた… といった感じの 疲れは全くありませんでした。   ちゃっかりとDVDも返却したし。


P.S.
午後2時に出て7時に帰宅したならば、のべ5時間ですわなぁ。 一体ドコで間違えたのやら。
 (-”─;)うぅぅむ…
いつもの川沿いの情景描写がほとんどありませんでしたが、実際には結構な時間を充当して満喫して おりました。 画像とその解説といったカタチから漏れてしまったワケなのです。 川辺を撮影した画像が たまたま無かっただけなのですょ。

元県立高校で廃校(統合?)となってから現在は消防訓練関連の設備が施されている広いグラウンド、 その前を引地川が流れてゆきます。 その河口は鵠沼付近です。 昔は小田急鵠沼プールガーデンなる レジャー施設がありますただ。 価格の高騰や密漁などで話題となっていたシラスウナギ漁は この河口付近 では早春の風物なのです。 夜明け前の真っ暗な中でライトを照らして細かな目の網ですくいます。

先のグラウンド前の小さな流れ込み付近を見ると、塩ビ管で作られた仕掛けがヒモに繋いであるのが見えました。  ウナギ獲りのワナですな。 ここ最近の話題に乗じて こうしたウナギ嗜好が増えているようなのです。  酒場での釣り談義にもウナギが混じることが伺えますので。 ワナだけではなく釣り談義もあるのが面白い ところです。

そこから数十メートル離れた辺りの対岸の浅瀬でセキレイが気持ち良さそうに水浴びしておりました。  そのような光景を眺めながら水筒の内容物で喉を潤します。 よく冷えていて爽快なのですが、一気飲み などはしませぬ。 もったいない。 ちびちびとヤリますょ。

すると近くで小さな石(?)がひょこっ!と水面に突き出しました。 よく見ると比較的大きなカメの首なの でした。 俗に言うミドリガメ(= ミシシッピアカミミガメ)の、甲長は20数センチくらいでしょう。  しばらく水面上の様子をじっと伺っておりましたが、そのうちに潜って(周りはほぼ浅瀬なのですが)川床を 歩き始めました。 上から全てお見通しなので、水筒からお代わりを注いでじっくりと様子を見守っておりました。  やがて彼は再び浅瀬へと引き返しては水面に届く辺りで伸び上がり、頭だけを水面上に突き出しました。  要するに呼吸するために定期的に上がってくるのですな。 なにも水面上(外界)のコトが気になっての行動 でもなさそうだと悟り、少しだけ興味が失せますただ。

少々彼ら(大型ガメ)の肩を持ちますと、本当はもう少し方法がありました。 ワザワザ深場から浅瀬へと 移動しなくても、他に方法があったのです。 よく甲羅干しって聞きますでしょ。 アレですな。 岸辺の 岩や大きな石の上でカメが日光浴(?)しているのを見たことがありますでしょう。 そしてそれは、なにも 岸辺まで移動して行うコトでもなかったりします。 川の中にゴロた石や岩などがあれば超便利。 カメだって 流れの穏やかな場所では普通に泳いでいる姿を見掛けますから。 それにどっこいしょとすれば手間が省ける ワケなのですょ。 ただし人気スポットですから弱肉強食の野生界でのしきたりに準ずるのは言うまでもありませぬ。

この川ではそんな障害物の除去であるとか、上流からの自然な土石の流出を土木工学的に抑えるような河川工事 を せっせと執り行って来た経緯があり、しかも年々と加速化傾向にありまする。 川の自主性(自浄性)と 治水事業とは同棲出来ぬものなのかと、いつも小さな胸を痛める次第なのです。

イカン、熱く語ってる(汗

ミシシッピに飽きて川面を見つめながらゆっくりと川下へ向けて歩いてゆきます。 一見 穏やかな行動にも 目論みがあったりします。 小さな鳥ですから岸辺に留まって じっとしている姿を探すのは至難の業でしょう。  そしてそのようなコトが出来得るのは… アフリカ系のネイティブ民族、それも現役で狩猟を行って生計を 立てる人々くらいのものでしょう。 しかしそのような野生の眼を持ち合わせておらぬとも、ただ ぼぉぉぉ…っと 川面を眺めておればいいのです。 ほら。 ね?

暗い川面をコバルトに閃く筋がスッ!と通る、それを目で追って岸辺に留まるのを見届けます。 さぁ、移動 しますょ。 なにも息を潜める必要なんて無いんすょ。 はっはっは。 岸辺の上にはそこそこな交通量の 道路が併走してるんすから。 彼らはそれらの境遇を潔しとして暮らしておるのですょ。 なのでココは走って 行きますかな。  行こう ワトスン君、それっ!

カワセミが留まった護岸のすぐ後ろまで来たら待ちましょう。 彼だって待っているのです。 あ、めっけた っぽい。 イった! 戻った。 どうよ? 空振りなぁ(笑) なに、すぐ次がアルさ。 あ、またイった!  戻った。 びちびちびちびちっ! 素晴らしい。 ハラショー、ハラショー!

・・・とまぁ、こんな風に ちゃんと川を満喫しておりましたとさ。 アウフヴィーダーゼーエン。





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