【散文気分】 - 2012/08/21 Tue -



休日に いつもの夕暮れ散歩でありました。
そして川沿いに出て駅方面へと歩く、いつもの道のりでした。 もう数年来の行程なので気心知れた安堵感 さえあります。 道すがらで気になった動植物や空の写真などを撮りつつ、急ぐこと無くゆっくりと移動 します。 ただし。 例外は写真の撮影時でしょうか。 少々説明が困難なのですが、サラッと一発で決まる のは稀であり、多くの場合にフォーカスや露光と被写体の色合いバランスに悩まされるのです。 何度も シャッターを切っては再度調節して撮り直し。 今この時季にそのような作業を10分近くも続けていたならば、 全身から噴き出した汗でTシャツはたちまち雑巾の一歩手前なのです。 その場をやり過ごしても運良く (悪く?)次の被写体に出くわしてしまったならば、恐らくは一気に搾れる段階まで進んでしまうのでしょうとも。

些細ながらも紆余曲折に見舞われましたが、どうやらその日も帰り道に差し掛かって来ました。 大抵は何事か を考えています。 だからこそ不意に撮りたいと思う被写体に気付けた時の喜びがあります。 その時に何を 考えて連想やら妄想に走っていたのかは失念しました。 その途中での何かが、少し前の出来事と思い付きに 繋がったのだと想像します。 恐らく。 そして次には、ほとんど瞬間的に今夜ヤろう!といった風に思考が でんぐり返っておりました。

少し以前に思い付いた遊びなのです。 その実現の可能性は何となく掴んでおりましたが、実行するだけの 躍動心がありませんでした。 まぁ乱暴に言えば そうするだけの元気が無かったことに尽きます。 お話を 戻してその日。 まずは自宅の親父さまに電話しまして、米はもう炊いたか?では何合炊いたかを尋ねました。  既にいつも通りに研いでしまった後でしたが、私のいきさつを簡単に説明すると まぁいいじゃないかと 同意してくれました。 ならばあとは真っ直ぐに帰るのみ。 細かな工夫や要領などを考えながら頭の中では 忙しくして帰りました。

ここで。 誠に残念ながら中略せざるを得ないエキサイティングな出来事がありまして、約30分ほどですか、 想定していた帰宅時刻に遅れました。 そちらの方は機会ありましたならば またいずれ。 帰宅後に偶然○○ さんに会ったよなどと 散歩中の出来事を親父さまに話しながらも、既に私のカラダは下拵え動作に入って おります。

材料は… 二つ。
一つは薄力粉(半端に残っていた強力粉も投入)。 そしてもう一つは冷凍庫内の餃子のあん。 一週間前に 横浜の妹家族が訪れた際に餃子を作った残りでしたが、焼き一回分・弱はありました。

基本的に目指す方向性としては『すいとん』なのです。
うどんや餃子の皮のように粉を練って寝かせたりはせずに、その場で解凍した餃子のあんを投入して 程よい 固さに練り上げます。 水は後から差してゆきました。 解凍することで染み出る水分量が想定出来なかった からです。 そして やや固めの仕上がりを意識しました。

次に茹でです。
鍋に湯を沸かして適当に和の顆粒ダシと中華な顆粒ダシの両方を投入して、最初から薄めに塩としょう油も 入れます。 沸騰したらカレーのスプーンを一回毎に水にさらして餃子のあんとともに練り上げてあった小麦粉 をすくい、静かに鍋の中へ落とし込んでゆきます。 何玉かに一回は鍋を軽くかき混ぜて鍋の底へくっ付くのを 防ぎます。 結構 鍋一杯に玉を投入しても大丈夫なのです。 火が通るに従って玉は浮いて来ますから。

さて。 ボールに用意した種を全て投入し終われば火を吹きこぼれない程度に落として、しばしゆっくりと 致します。 飲むも良し、語るも良し。 食器の準備などは至ってシンプルですから、出来上がってからでも 十分なのです。 ただし生の小麦粉は お腹によろしくないようですので、あと少し火を弱くして余分に ゆっくりとしましょうか。  …ん、鍋忘れてた(笑

もうそろそろ いいんでないかい。 先ほども申しましたとおり、玉は火が通ると浮いて膨れ上がります。  鍋のフタを取ったらドーン!といった感じがベターです。 さあ、食卓に鍋敷きを置いて鍋を移し、深皿を 人数分配りましょう。 お椀でも充分ですよ。 ただ非常に熱いので猫舌な方々は覚悟してかかって下さい。

適度にはみ出た餃子のあんから うまい具合にスープに香りが追加されております。 にんにく、ニラ、その他 あんに投入した食材のあれこれ。 やや固め意識していても欲張って種を多く練り上げれば スープはトロリと して来ますし、大きめの鍋と水量で対応すれば その他のダシや調味料に依存するカタチになるでしょう。  何回か試してみて ご自身のベストを探求されるのも一興かと思います。

その感想を言うなれば、水餃子風の”すいとん”をスープで茹で上げた具合でしょうか。 食感はモニュモニュ していてもガッツリと食いごたえがあります。 他の具材を用意せずともスープまで美味しく戴けました。  そもそも餃子のあん自体に数種の野菜と挽肉、そして調味料を使用しておりますし、玉だけでもそこそこに 満足出来るのです。 その点では餃子の楽しみ方に通じるモノがありますか。

その晩、普段は”すいとん”にあまり手を出さない親父さまがお代わりして食すのでした。 途中で炊飯器の 保温スイッチも切っておりましたから、それなりに満足していたようです。 戦時中の貧しい”すいとん”が いまだに印象に残っているのだと思います。 ”すいとん”を美味しく作ろうと思えば どうしても すいとん種 以外の具材やダシ汁に頼ることとなり、必然”すいとん”その物への意識は薄れます。 豚肉がいっぱいならば トン汁風でしょうし、根菜など盛りだくさんならば けんちん汁風となるでしょう。

この冷凍した餃子の残りあんを”すいとん”に練りこむアイディアは偶発的に思い付きました。 それは4月の 花見も終わった頃。 高校時代の友人宅へ”餃子職人”として招かれて、当時の男女を取り混ぜた まろやかな、 40代半ば者達で賑わうさ中でありました。 ひとしきり飲んで話してから、さぁやろうかと。 まずは皮作り なのでした。 が。 幼い子供達3人も加わるワケなのです。 たとえ小学校の低学年でも指導さえ間違わ なければ結構な戦力になることは既に体験しておりました。 が。 幼児が2人。 それも男の子。 もう あとは粘土細工が次から次へと出来上がってくるシステムなのでした。 いやはや。

めげずにそれら作品を全て回収して丸めてから孤独に仕切り直しまして、ヨレヨレになりながらヘロヘロの 水餃子を茹で上げ、友人らの待つ食卓へ そそくさと運びましては、そそくさと台所へ引き下がりました。  そして。

   『 散文気分ーン、 コレすいとーん! 』

     『 はっはっは! 』

   『 まだ ”焼き” がアルんだよなー? 』

この日は私が独身であることを気遣ってなのか、キレイどころを呼び寄せた友人は私が出かけ始めてから そんな報告の電話をして来るのです。 そんなワケだから ちょっと小ぎれいなモノを着て来いよなどと。 もう家は出てるし、 そんな必要などはナイと切りましたが。 実物は なかなかでした。 そして もっと事前に言えよ こんちくしょう!と、深夜のぐだぐだな時間帯(もはやキレイどころは居ない)に苦言を申し立てました。

そのようなワケありまして、次回は”白い粘土”も合わせて持参して臨みたいと思います。











あの、念のために付け加えておきますが”白い粘土”は子供向けのダミー(疑似餌)です。
不愉快極まる友人達に偽って食わせる目的などではありませぬ。

そう書いてみてから それも楽しそうだなぁ… と、思い直しますた。

(ΦωΦ)ふふふ…




  夏休みにベトナム旅行中の娘が夜のハノイを撮影して送ってきた画像です。
やはりバイクだらけ。 しかもほとんどがスーパー・カブ。 この旅行前に参考にと送ってあげた『水曜どうでしょうDVD ・原付ベトナム縦断1800キロ』の効果が、まさかこのようなカタチで返ってくるとは。 なかなか憎いヤツ。

(-”ー;)うぅぅむ…





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