【散文気分】 - 2012/08/06 Mon -



瀬をはやみ

     岩にせかるる 滝川の

        われても末に あはむとぞ思ふ

                                 崇徳院



--*--*--*--*--*--*--*--*--*--* 誤訳のコーナー *--*--*--*--*--*--*--*--*--

カーマスートラの138ページ目は過酷だからぁ、一旦 引き抜いてガッチリと体位決めてから繋がり直せばいいよねぇ。

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伊集院少尉のお婆さまが両親のいない彼の幼少の頃から詠み聞かせ続けてきた句であります。 その思い入れの 深さがうかがい知れます。

御一新 前夜の許されぬ恋。 いつか両家の血を一つにしよう… と誓い合って別れた家系の異なる男女。  そんな ”政略結婚” の犠牲となったのが花村紅緒なのでした。 先のお婆さまと元恋人の双方で生まれた のが ともに男の子だったので次世代に引き継がれたという、妙に壮大な政略結婚なのでした。

イヤだイヤだ!から次第に紅緒の心情が変化してゆき、簡単にメデタシとなりそうな頃に転機が訪れては、 伊集院少尉と紅緒は引き裂かれてしまいます。 が、そのようなことがある度に二人の絆の方は むしろ深まり を増してゆくのでした。

そして少尉戦死の知らせ。
誰もが悲しみに打ちひしがれ、さらには傾いていた伊集院家を支えるべく紅緒は”職業婦人”として出版社に 勤め出します。 そして庶民流の新しい気風を伊集院家へともたらすのでした。 その方が貧乏を凌ぐのに 都合が良かったからです。

そのような生活にも伊集院家が慣れ親しんで来た頃にでしょうか、現れちゃうのですね。 別人・少尉が。  その”死”が信じられずに満州まで取材名目で出向いては諦めて戻った紅緒だったのですが、アッチから 来てしまったのでは拍子抜け。 しかし別人なのですから。 しかもロシア人。

 『 紅緒さん、僕の顔を良く見てください。
   ・・・僕は日本人の父とドイツ人の母の間に生まれたんです。』

そんな懐かしいヤリ取りの思い出がよみがえった紅緒は真相の追究に走り始めます。 その背後にはロシアでの 革命を逃れて別人・少尉を日本へと連れて来るに至った、ある女性の姿がありました。 原作中では打ち明け話 として簡単にサラっと流したカタチで描写されておりますが、実に壮大なのです。

そして。
今の、まさに現代においても感慨深いのが、そのようなまでに長く引き裂かれた状態から抜け出して、やっと ”政略結婚”成就に至るキッカケとなった出来事なのでした。 恐らくは それを不謹慎と見る向きもあります でしょう。 なにしろ そのような事態に この現代も遭ってしまったのですから。 でも、

そうした伝え方であるとか、ヒトの思いの深さといった事柄などを表現して、(その結果として)残ってゆく のは、後々の世代から賞賛されるのだと思います。 こうして振り返れば単なる恋愛成就マンガではなかった 『はいからさんが通る』の思い出なのでした。











日曜夜は 早めの夕食に昼からの酒が手伝って PM9時前には就寝してました。
よく寝て そして PM11:30 に起床。 マズぃ。 このまんま朝まで眠れない。 いや、朝に眠くなるパターン だよなぁ…と 思いつつもパコソンを立ち上げてネットを徘徊していると携帯が鳴る。
げぇぇぇ、社長。 また厄介ごとかよぉ… と身構えつつも出る。

 『もしもしぃ〜、散文気分くん? あのさぁ、明日通常どおりに出勤って言っといたけれどもさぁ…』

   (もっと早く来いってか。 ならばもっと早く言え。 寝る時間じゃんか。 起きたトコだけど。)

 『 (諸々の事情を云々かんぬん) …なんだわぁ。 だから明日さぁ、休んでもらっていいや。』

   !?


頑張っていれば必ずいいコトがあるなどとは思わぬし ヒトにも言わぬが、 アルと嬉しいものだな。





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