【散文気分】 - 2012/02/06 Mon -



くうねるあそぶ。(食う寝る遊ぶ)

バブル期に発売された車CMのキャッチコピーでしたか。 井上陽水を起用したりして なかなかの ”はっちゃけ” ぶりでしたな。 ただし ”はっちゃけ”ていた分なのか、昭和天皇の崩御の折にはセリフ部分の音声を消して 流されておりましたな。

食うコトは工夫して満腹し、寝るコトも大いに出来ました。 が、あまりお金を持っていない学生時分でしたから 遊ぶ方は もっぱらセックスばかりしてました。 まさか不特定多数の相手などと申せません。 そのようなコトは 金のアル者たちのヤル遊びであり、貧乏人は決まった相手と飽きるまでヤって寝て、腹が減ったら何か食ってまた寝て、 セックスするしかなかったのですな。 あたかも貧困な発想と感性から派生するかのような単調な生活サイクル に対して すっかり退屈しておったと思います。 そして やがて転機が訪れて その単調さから解放されるワケ なのですが、ますます大変でした。 まぁ生きがいはありました。 そうしたモノに救われて頑張ってました。

ただし遊べなかったですね。 仕事の帰りに同僚達と『 すすきの 』 辺りで飲み歩くなどとはヤった試がありませぬ。  えぇ。 経済的事情により。 社内の歓送迎会であるとか年末年始くらいでしょうか。 それに仕事で遅く なりガチでしたから 早く帰って食って風呂入って寝る… あとは ゲームですかねぇ。 意外と救われて おりました。 学生時分には経験無かったモノでして。


イキナリ話題を変えますが 私の携帯は代替わりを続けつつも いわゆる ”着メロ” などは同じものを繰り返し 使い続けております。 メール受信時の着メロは 横山県の… そんな都道府県などはナイ。 クレイジー・ケン・バンド の 横山ケン です。 ドラマでヒットした 『 タイガー&ドラゴン 』 の中の極々短いフレーズをピックアップ してから au対応のファイル形式に変換して愛用してきております。

ただし、それは皆様方からの着信時のみ に限ります。 逆に唯一 ケンちゃん とは異なる着メロを私の携帯に流すコトが出来る人物がおるのです。 それはですねぇ… まぁ何ってこたぁナイ 娘なのですが。 彼女からメール着信すると倖田來未の歌声で 『 ハニー・フラッシュ! 』 と流れます。 めったにありませんから聴けたら幸運ですよ? きっとどこかで 100円くらいは拾いますよ。 えぇ。 倖田來未の出世作ですよね。 実写版・映画 『 キューティー・ハニー 』 の挿入歌でしたな。 avex のアーティストとしては幾分 遅咲きな方ではなかったかと記憶します。 仕事中 に有線でよく流れておりましたが 最後の 『 ハニー・フラッシュ! 』 の 『 ハ 』 の発音のトコが妙にツボ でした。 当時まだ続けていた 少年野球クラブの監督も同意見なのでした。 共通点はリアル世代で永井豪の アニメーション版を見ていたコトと、野球ヤってたコトと、今ぢゃ酒飲みってなコトくらいでしょうか。

そして最後に通話着信時の着メロなのですが、コイツの説明が少々 厄介なものでして困り果てております。

先に申し上げましたとおり結婚当初から娘が生まれてある程度の成長をするまでは あまり遊べなかったワケ なのですが、そこに小金の入りモノがありまして リリース直後の ”スーパー・ファミコン” を嫁が導入しました。  シューティング系のソフトとともに。 それから しばらくすると一世を風靡したあの 『 ストリート・ファイターU 』 が登場します。 初めのころは嫁の実家で彼女の弟たちが対戦している様子などを ただただ眺めておりまして、 『 こりゃあオイラの手には負えないやぁ(汗 』 と思いました。 が、そんな光景を何度か見ているうちに 彼ら(弟達)がその家のゲーム専用テレビの前を離れていた時がありまして ちょっとイタズラしているウチにですね、 気付いたらもう どハマりしてしまい、義弟たちとの対戦を経て 我が家にも導入の運びとなったのでした。

金曜の夜に帰宅した時になどは延々と 『 ストU 』 をヤリながら、やがて目の下にクマ作って 土曜の朝日を カーテン越しに浴びていたものです。 いま振り返るとなかなかに凝った設定だったと思いますし、何よりも 対戦相手(または選択キャラ)が国際色豊かなんですね。 外国人目線で見た日本を連想させるかのような、 サクラ、フジヤマ、スシ、ゲイシャガール… みたいな。 妙なエッセンスが利いてましたな。

打撃系を駆使して短い間合いで相手を倒して勝利するには かなりの鍛錬を積まねばなりませんでした。 ので、 必然として ”波動” 系であるとか ”火炎” 系の いわゆる ”飛び道具” を使って長い間合いでキタナイ 勝負してました。 えぇ。 ただし そういう技のコマンド入力が 大変複雑に設定されておりまして、 そりゃあもう忙しい 忙しい。 指の皮なんてアッと言う間にズル剥けますから。 まぁ何とかそれでも一般キャラ はひと通り倒せるようにはなりまして、いよいよ ”ラス・ボス” 退治に挑むようになるワケですな。

しかし実は4人ほどおります。 いわゆる ”四天王” ですか。
最初はベガスでボクサー崩れの挌闘家と対戦するのですが、コイツは間髪入れずに ”飛び道具” を駆使して さえいれば まず問題ナイ。 そのかわり少しでもコマンドの入力をとちったら早いんすょ、間合いの詰め方と 強力パンチの炸裂が。 油断しているとツマラぬリトライで時間を浪費してしまいます。 夜明けはもう近い のです。 先を急がねば…

次はバルセロナ辺りの酒場なのでしょうか。 金網越しに我々の対戦を見物しながら酒が飲める… といった シチュエーションで対戦するのは 片手に長めの凶器を装着したマスク野郎なのです。 長い髪を後ろで三つ編みに 束ねており、その装束は闘牛界の ”マタドール” とでもいわんばかり。 で、めっちゃくちゃ素早いのです。  長い間合いからスライディングや 細かい ”でんぐり返し” で詰めてきては片手の凶器でダメージを与える のでした。 さらにコチラがもたついたり 頭の周りにヒヨコがピヨピヨしている(ダメージのイメージ描写)と、 ヤツはスルスルと金網に登って 『 ヒューン! 』 だか 『 ヒョー! 』 だか叫びながら フライング・アタック してくるモンだから、こりゃあたまらん。 もぉ何度ヤっても勝てずに 虚しいコンティニューを繰り返して いるウチに 朝日がカーテン越しに射し込み、やがて呆れた嫁が起きて来るといったダブル・トラップで構成 されていたワケなのです。 この時間帯にこれはホント痛いですねぇ… 指先も腫れて痛いし。

『 バルログ 』 っていうんです。 この強敵。 コイツと対戦中の テーマ曲(BGM) が流れると今でも 半ば反射的に手のひらの発汗や心拍数の上昇、そして過呼吸気味になりますな。 ホンっトに 恐ろしい相手でしたが 今では(もうかなり以前から)私なりの敬意を表して ”着メロ” として採用して彼の功績 を称えておる次第なのです。

しかし厄介な相手の説明とは かようなまでに厄介なモノなのですねぇ…








At Oookayama -1.February.2012-



この後のラス・ボス衆には 妙にデカぃキックボクサー、そして 最後は ”ど派手な” 地下鉄職員と倒してゆかねばなりませぬ。  まぁなんとか長い鍛錬の道を歩み通して 用意された様々なキャラクターを使い分けてでも最後までたどり着ける ようになりましたな。 アフォでしたな。 けれども子供らに野球を教えておった頃に その手の話題が通じた のでビックリしたコトがありますただ。

 (-”−;)うぅぅむ…



先日の病院待合の時に絵本を1冊読みました。 その作品は多分20年ぶりくらいで読みました。 学生時分に ある友人達の仲間内で プレゼントし合ったりして ちょっとした話題となっておりました。 そして私はこれからともに 暮らしてゆく 身ごもった妻にプレゼントするつもりで用意してあったのですが、その日はささいなコトで ケンカしてしまい、まだ離れて暮らしていた頃だったので妻は泣きながら怒って帰ってゆきました。 ので、 彼女の身の安否を気遣うココロから先の絵本を持って後を追いかけ、捕まえたタクシーに乗せて同時に ラッピングされた包みを手渡してから タクシーを見送りました。 当時ではまだ珍しく女性の運転手さん でした。 後日 妻から聞かされたのですが、『 ケンカしちゃったの? きっとすぐに仲直り出来るわよ(笑 』 と慰められたのだそうです。 そしてルーム・メイトと一緒に暮らす杉並の小さなアパートへと帰り、 少し落ち着いてから包みを開いて 絵本を読んだのだそうです。 それでまた大泣きしたのだそうです。

佐野洋子さんの描かれた 『 100万回生きたねこ 』 というお話です。 その約20年後に 私は待合室にも関わらず ヒトリ涙してしまいました。 …なんだか、しょっぱい涙っすょねぇ(汗




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