【散文気分】 - 2011/07/15 Fri -


遡ること4年前にシングルモルトにハマり、土屋守さんという方の著した『シングルモルトを愉しむ』という 新書版の冊子を書店で取り寄せて貰って買い求めては、通勤電車や仕事の合間に熱心に読みふけったもの でした。 本は読み返しが主流の私なのではありますが、その一冊は不思議とそれっきり読み返しては おりませぬ。



今夜の帰りの田園都市線車内にて、そろそろ長津田に至ろうかといった頃合に 車内放送で、『間もなく長津田 … なお、小田急・江ノ島線は人身事故の影響で運転を見合わせております。』 などと のたまうでは あ〜りませんか。 さぁ困った。 ん〜どうしょ。

中央林間に到着後、駅前の長っがいタクシー待ち行列を横目に とりあえずは大勢の人でごった返す小田急の 改札口前まで行ってみると、事故のあった ひとつ手前の大和と相模大野の間で折り返し運転が再開された ようであり、丁度それが1本発車してしまった直後なのでした。 これまた沢山の乗客が改札を出てきます。

ならばとりあえず行ってみるかと改札をくぐり抜けて駅のアナウンスを聞くと、次の電車は7分後の予定 なのだと。 ならばタバコ1本吸えたなぁ…と思いましたが、引き返すコトなくホームに上がって いつもの 後ろ寄りの方へとテクテク歩いておりました。 が、『行ったばっかで人も居ないし、小田急の事情で待たされ てるんだから 端っこで吸っちゃお♪』 などと思い立ち、一番端の屋根のナイ柵にもたれて月を眺めながら ホームで1本吸ってしまいました。

そして思い付いたのが、『そうだ、 ”猫バー” へ行こう!』 でありまして、結果的には15分近くも待たされた大和止まりの電車に乗って のこのこと出向いた のでありました。 多分5月の連休以来でしたか。

猫バー(いまだに店名を記憶出来ないでいる)では三連休前の金曜夜というコトも手伝ってなのか、カウンター 席が埋まっておりました。 なのでマスターに挨拶して『いいよいいよ、コッチで。 3〜4人連れのお客さん 来たら移るから。』 と言いつつ ミーちゃんが眠ってる奥のテーブル席へと入りました。 そして肩からカバン を降ろしてテーブルの下を覗き込むと、いつものようにミーちゃんが いびきかいて眠っております。

まずはギネスを発注しまして、そのグラスの1/3くらいまでを飲んだトコで 同時にタリスカーを貰いました。  たまにミーちゃんに ちょっかい出しながら。 どうせ終電もいつもより遅くなるって言うのだから(大和の 駅員さんに確認済み)、ゆっくりヤろう…といった心持で 壁の上の方に作り付けの書棚に目をやると、なんと 土屋守さんの本(読んだコトのナイ分厚いハードカバー)がアルでは あ〜りませんか。 懐かしいなぁ… などと思いつつマスターにボウモアのちょっと変わったヤツ(マスター曰く、昔の味に近いような感じ。)を 追加発注しては、以前に読んだ土屋守さんの本、特にアイラ島のラフロイグ蒸留所のトコなどを思い返して おりました。



少々いきさつの説明が長かったですが、ココからが本題の続きであります。

書棚から取り出して目次を開くと、地域/蒸留所ごとに分類されておりまして、巻頭には国産モルトの蒸留所 のお話が数箇所ほど据えられておりました。 ちょっと意外な構成でしたので、数頁ほどぺらぺらとめくり ながら 何気なく目に留まった『秩父蒸留所』のトコを読んでみました。 ふむふむ。 都心から電車で 1時間半。 さらにタクシーで20〜30分のトコなのか。 大変そうで意外と近いな。 ヤってんのは肥土伊知郎 (あくと いちろう)さんっていうんだぁ、変わった名前だなぁ…

などと3頁に渡って書かれたお話を読み終えて、添えられたウィスキーボトルの写真を見ていたら突然目に 留まったラベルにある 『Ichiro's Malt』 の刻印。 えぇ、思い出しましたょ。  3年前に飲んでました。  ボトルのラベルは その写真とは全然違うモノだったのですが、 『Ichiro's Malt』 の名はハッキリと記憶しておりました。  写真では葉っぱをモチーフにしたラベルなのですが、私が飲んだのはトランプでハートのQueenの図柄だった のでありました。

国内の蒸留所を訊ねてみたい…といった衝動は 特に持ち合わせては おらなかったのではありますが、 このような縁というか偶然に駆られてしまっては、いつか出向いて見学させて貰いたいなぁと思わずには おれないのでありました。



…なんか本題の主旨は全体の半分以下で済みましたねぇ。 エラぃすんません。








In Shounan-Liner, between Shinagawa and Fujisawa -14.July.2011-

 

仕事あがりに いつものショットバーでホッとひと息ついておりましたらば、高校時分の友人からメール があり、『○○と飲んでるけど、どう?』 と。 最初は正直申しまして『うへぇ〜! めんどくせぇ〜(汗』 といった感覚だったのでありますが、ジンをショットで1杯ヤリながらタバコふかしているウチにリラックス して来ましてですねぇ、『まぁ、めったに無いコトだから行ってみるかぁ…』 と変わりますた。

そして返事などを返したりしているウチに 私に毎週 ”週刊モーニング” をくださる女性が”泥酔状態宣言” しながら現れましてぇ、そう。木曜日は ”週刊モーニング” の発売日でもあるのですね。 その読み終わった 雑誌を片手に私の隣に陣取るものですから、まぁもう1杯くらいいいか。 地元だし 友人達も独りではない ワケでもあるし、ちょっと待たせとけ… ってな感じで談笑しておりました。

結局8時半過ぎまでそこに居まして、『さぁ行っといで!』と見送られて ”週刊モーニング”片手に不動前から 目黒線に飛び乗り、携帯で乗り継ぎ検索してみると 残念ながら大崎での『湘南新宿ライン』接続は無く、 品川乗り換えに。 しかも東海道線・伊東行きが10分待ち。 うぅぅむ… と唸りつつ品川のホームに 降り立つと、そこへ丁度 『湘南ライナー11号』 が ゆっくりと入線して来ました。

迷いましたが 待たせてしまっている後ろめたさも手伝って、券売機に500円を投入して『ライナー券』を ゲトして 乗車待ちしている長い行列の最後尾に並びますた。

コレが乗ってみるとかなり快適でありましてぇ、”横浜飛ばし”はもちろんのコト、一応は特急型車両であります からシートもリクライニングですしぃ、普通列車のグリーン車なんかよりも よっぽど割安感を感じましたょ。えぇ。  戴いたばかりの ”週刊モーニング” だって周囲を気にせずスラスラ読めますた(笑

そして携帯の検索結果よりも約15分ほど早く藤沢へと到着し、待ち合わせの蕎麦屋へと行ってみると、 もう一人合流した直後でありましてぇ、なんでも名古屋へ日帰り出張した帰りなのだとか。 お土産に真空 パックの『うみゃ〜手羽先』なる物まで貰っちまいますた。 先行していた二人はもう出来上がっちゃており、 後発の二人で まずは腹ごなしさせてもらわんと。 鴨のダシが利いた小鍋を肴に 確か(名古屋帰りは) ビールから、そして芋焼酎〜日本酒(4合瓶)とヤリ続けましたかねぇ?(汗

そして4人でフラフラと 3軒目(*) を吟味しつつ向かい、藤沢の月夜は ふけてゆくのでありました…


At South-Fujisawa



* 各人にお姉ちゃんの着くお店。 ちょいとお高いが都心のキャバクラよりはお手頃だったのか。





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