【散文気分】 - 2009/8/2 Sun -

え〜、Sports Graphic "Number" 最新号であります。 (※画像はアマパク→加工)
この雑誌は先日 初めて買い求めますた。 古本屋時分には"増刊号"をまとめた お客様からの 持ち込みなども経験しており、ネットでテキトーな値が付いて何冊か捌けましたが、そぉか。 自分で買ったコト無かったんだな… うん。

金曜の朝、通勤電車の中吊り広告に見入ってたワケなのですが、携帯で検索して \520 との情報 を得、経路を変更して 大型書店に最寄の"大崎広小路"を目指したのであります。 しかし、その 時点では まだ"リアル"な高校野球のコトしか考えておりませんでした。 そう、今日のお話は、 リアルではありませぬ。 人生の彩りとは、このように突然 訪れる種類のモノなのですよね、きっと。

かの雑誌を手に、五反田TOCビル前の喫煙所にたどり着いたのは、出勤時間までには まだ20分ほど 猶予のアル時間帯でありました。 タバコに火を点けてくわえ、まずはコンテンツから眺めて参りましょう。  ふむふむ、松坂、イチロー、桑田の手記にぃ… おぉ〜、大越まで載ってるやん! 得した♪…   Σ( ̄□ ̄;)ぬなっ!? やっ、やややっ!  ち、ちょっと 待て、 待て 待てぇーいっ!




『ドカベン』秘話◆文◎豊福きこう
明訓高校が敗れた30年前の夏



そっか。 あれから30年たったのか。 そう、30年前の夏。 私は東武日光線・栃木駅のホームにて、 その時を迎えたのでした。 夏休みの約1週間を母方の郷里で過ごし終わり、帰宅の途上でありました。  駅の売店で自分の小遣いから\150を出し、毎週購読しておった"週刊・少年チャンピオン"を買って 読みながら、浅草行きの快速電車を待ってたワケですねん。 そして その時を迎えると、少し離れた ベンチで まだ幼い妹と何か喋っていた親父さまに、 ←こんな具合で 報告しに行ったのですが、『…………。』って感じに流されちまいました。 コトの重大さに気付く ことが出来なかったのですね、多分。 えぇ、仕方のナイことですょ。 負けた直後に太郎の妹・ サチ子は大泣きしてたってぇのに、ウチのは無邪気な有様で。

…ったく。(プンスカッ!!

さてさて、その内容の詳細は 見開き2頁のみなので、立ち読みで充分っすよ(笑
ただ、ここでどうしても触れてみたかったのはですねぇ、1枚の"絵ヂカラ"についてなのであります。  自らが描いた その1枚の出来が、なんと試合展開の構想までをも 変えてしまったのだそうです。  対 弁慶高校戦の第一打席(トップバッター!)、スポーツ記者のインタヴューに応じた義経が、その時の 予告どおりに投じた"ストレート・ど真ん中"の快速球を、山田はライトスタンドへ放り込むのでした。  この時は読んでいても、マンモス甲子園の喧騒が 一瞬『しぃぃぃぃぃ〜ん…』と、別の音を立てて イクのを感じるほどの、なかなか秀逸なコマ描写が続きましてですねぇ、名勝負というよりは 勝負から 派生する"緊張感"といったモノを様々な切り口からピックアップして、そして見事に描ききったのでは ないかと、そう感じるのであります。


んとぉ、 ピッチャーゴロの予定だったのだそうでつ。ヘイ。

それともうひとつだけ。 コレは読みたくなかった かもなぁ… なのですが、水島氏は明訓の敗戦を 描いたコトを後悔なさっていらっしゃる ようなのでした。

(-”-;)うぅぅむ…

その後、明訓を文字通り命懸けで倒した弁慶高校とその中心人物たちは、野球界からプッツリと消え去って しまいます。 『高校生にそこまでヤラせてしまうとは…』といった思いも、子の親であるとか 球界といった 目線からは 当然のように出て来るコトなのでしょうが、オトコにはそうまでして戦わねばならない時が、アル。  あるのですね。 たまたま高校生であったのだと。 そして、それらは美談や英断などとして語り継がれるべき コトではないのかもしれませんが、仕方がナイのですょ。

だから… ってんでもナイのだけれど、松井を5打席連続で敬遠した時に 明徳関係者や部員達に罵詈雑言を放って しまわれた方々はですねぇ、どうぞこの機会にもう一度振り返って 考えてみて戴けないモノかと、 切に願う次第なのであります。ヘイ…






お好み焼き屋の頭上に灯る半月     At 29.Jul.'09 in Sengawa

妹の弁護などを少々…

その数年後、彼女は私の蔵書"チャンピオンコミックス・ドカベン(31)〜(39)"を読み漁るのですょ。 そして、 『お兄ちゃ〜ん、コレ。 続き… ナイのぉ?(汗』 との問いかけに、 『ナイ。』 と、 冷たく言い放たれてしまう、哀れな妹なのでした。 そうなのです。 その続巻には、明訓の敗戦模様 が克明につづられていたのであります。

妹よ、明訓の敗戦は間違いであったのだよ。 読みたければ自分で小遣い出して、"自己責任"に 於いて 心して読まれるべし… そう心の中でささやいた、現役最後の夏が終わった私なのでした(笑

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