【散文気分】 - 2008/05/11 Sun -


もはや元・古本屋(手伝い)ではない。
もっぱら倉庫番(候補)の日々なのであります。 カッコ書きが外れた暁には蔵番を襲名したい と思っております。 肩書き打って勝手に名刺もあつらえましょう。 襲名記念の手ぬぐい等も 配りましょう。 そしてTシャツ、いやいや ジャンパー作品をも目指して、せっせとハガキを 書いてお送り戴きたいモノです。

お店を退いてから 早くも4ヶ月が経ちました。 仕事から離れている間には、それほど多くを 振り返るコト無く過ごしていたと思うのです。 ところが最近、気が付くと思い出したり している。 それもささいな、小さなコトなどをです。 何かの拍子にいつの間にか そこへ たどり着いていて、そこから派生的に思い巡らせているのに気付くのですょ。 で、『アレっ! そもそも何考えてたんだっけ???(汗』…とナルので、少々困っています。 そういった時って なかなか思い出せないのですよ。 先週も1件、大事な考えが記憶の闇に葬られてしまい、いまだ 捜索〜発見の目途が立たぬのです。 困った、ホントに困った… ジャイアンのリサイタルよりも 困っているのですょ。


友人は仕事合間に夕食を兼ねた休憩から戻ると、そのまま奥で在庫の整理をし始めるコトもあれば、 なにやら休憩時間に思いついたり 新聞・雑誌・テレビなどで見てきた話題を持ち出しては、 カウンター横で私と立ち話するコトも、極たまにありました。 その辺の時間帯で私の作業が大方 終わってしまっている場合ならば、むしろ私の終業までの15分間くらいは そのようにして過ごしたい 思いがありました。 何故なら、我々二人がクロスする時間は1日13時間営業の中でも、恐らくは トータルで30分にも満たない日が殆どであったのではないかなぁ…と思うからでした。



『さっき東秀でメシ食ってたんだけどさぁ…』

 『うん、今日は何食ったん?』

『…回鍋肉定食。 でさ、有線でミスチルの曲かかっててさぁ、「HERO」って
 知ってる?』

 『へ? まぁ分かると思うけど…』

『オレはアレ、あぁ歌詞の内容なんだけど、ちょっと許せないんだよね。』

 『へ〜、どんなトコがさぁ?』

『うん、正確じゃナイんだけどさ、内容としては、
 どうやらこの世の最後みたいな事態になっててさ、
 もしもね、どっかの誰か一人でもが その命を差し出したならばね、
 世界が救われる… っていうような状況下であったとしてもさ、
 そいつは他の誰かが名乗り出るのを待っている…って言うんだよなぁ。』

 『…(汗) あぁ、その曲そんな歌い出しだったかねぇ。』

『オレはさ、実家に弟家族が同居してて姪っ子もいるけどね、
 あの可愛い姪っ子の命が救われるためなら、
 真っ先にでも名乗り出ると思うんだよなぁ…』

 『…あ、そぉ〜う。 そうなんだぁ… ナルホドねぇ(汗
  え〜っと、もし、もしもよ? それが匿名の申し出に限られてた場合でも、
  それヤっちゃうの?』

『ん… 匿名かぁ。 それはちょっと、何だかなぁ。』

 『あとさ、○○が名乗り出てくれたおかげで世界中のヒト達が
  助かるワケなんだけど、 あんま好ましくナイよぉなヤツらなんかも、
  ついでにみんな助かっちゃうワケなんだけど… そゆの大丈夫?(汗』

『…ん、んんんんん……………(汗』

 『(あ!?) いらしゃいませっ! 』 …さぁ〜て、いそいそ…(汗



決して意地悪やイタズラな突っ込みのつもりではなかったのです。
ただ、そう。たまたま選曲が悪かったのだと言えましょう。 何故なら、私はミスチルを比較的 聴いてきた方だと思うのですが、主にメロディの方に聴き入ってしまうケースが多いと自覚して おります。 この曲の歌詞を覚えていたのは単なる偶然でした。

毎年(なのかな?)、年末に小田和正さんのライブが放映されるのですが、何年か前のある年の瀬に たまたま見ておったのですよ。 以前に小田さんからのゲスト出演依頼を断ったコトへの お詫び の内容でつづられたアル手紙を、小田さんが次の曲を歌う前に読み上げておりました。 手紙の送り主 は、小脳梗塞を克服して復帰を待たれていた桜井和寿、そのヒトでした。 その時に小田さんの選んだ 曲目が『HERO』だったのですが、いつもと違って小田さんの歌う その歌詞の内容に素直に聴き入る コトが出来たので、記憶に残っていた… というワケなのです。 そして、
その詞は 決して卑怯者が懺悔を口ずさむような内容ではなかったのです。


今でも情景が思い浮かぶのですが、ある日の夕方に、いつものように注文した定食を待つ間、 店内の有線から流れてくる曲に 聴くとも無く聴き入る。 そうするうちにカウンターテーブルに 定食が差し出され、モゴモゴ食べ始めながらも、さっき聴いた部分の歌詞について思いを巡らせて しまう。 なんだかなぁ… という表情をしているのが目に浮かびます。 まぁまぁ そう考えずに、 熱いウチに美味しく戴きましょうよ、回鍋肉定食を… などと、声掛けたくなりますね。

実は郷里の姪っ子のためならば、彼はホントに命を差し出しちゃいそうなトコを、
私はそれよりも以前から 彼の話(結構 度々でした)に感じて取れていたのだ…
というコトを、ここは記しておくべきなのでしょうね。きっと。





※ 娘よ、これらは全てノンフィクションぢゃ。 しかと心得よ。 オヌシが先週ミスチルのCDなどを 忘れて帰るから、今日の↑ネタへの引き金になりますた。ヘイ。





←Prev→Index→Pindex→Next